この声で、キミに「好き」と伝えたい。

あっという間にあたしを押し倒すと、馬乗りになって上から見下ろす。


「いいよね〜。そのセーラー服のコスプレ」

「もうオレ…我慢できないんだけどっ」

「そろそろ、やっちゃってもいいかな?…ねぇ!」


1人の男が暗闇に向かってそう叫ぶ。


だれがいるわけでもない暗闇は、当然返事が返ってくるはずなくひっそりとしている。


…しかし。


…コツ…コツ


廃墟に響く、ヒールの音。