この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「でも頼まれただけだから、許してね♪」


耳元でそう囁かれて、ハッとする。


…頼まれた……?

一体、だれに…?


てっきり、女の子ならだれでもよくて、たまたまあたしが狙われただけかと思っていたのに…。

だれかが、あたしを攫うように頼んだの…?


一瞬思考が停止したと同時に、抵抗する力も抜けてしまった。

その瞬間を男たちは見逃さなかった。