この声で、キミに「好き」と伝えたい。

声が出ないあたしを哀れむことなく、ほかのメンバーと同じように接してくれる。

だけど、不自由なことは手助けしてくれたりと、みんな本当に優しい。


歳も違いから、まるで兄弟のよう。

覇國のみんなは、あたしにとって第二の家族だ。


あたしはそう思っていたのだけれど…。



「千歌。ちょっと隣の部屋で待っててくれる?」


豹くんにそう言われて、あたしは無言で頷いた。