この声で、キミに「好き」と伝えたい。

パンケーキまでご馳走してもらったのに。


お礼を言われたのは、なぜかあたしの方。


あたしこそ、裏通りの知らないお店を知れたし、新しい豹くんの一面も見ることができた。


『誘ってくれて、ありがとう』


声に出して、お礼を言いたいのだけれど…。

それができないのが…もどかしい。


豹くんは、あたしの気持ちを受け取ってくれたのか、ポンッと頭の上に手を置いてくれた。