この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「…大丈夫?怒られなかった?」


自分から「家出しちゃえば?」と言いつつ、やっぱり心配してくれていた豹くん。

不安そうに、眉がハの字に下がっている。


『ママは、もうあたしのことなんて気にしてないから大丈夫だよ』


あたしがそう打ち込んだスマホの画面を見ると、豹くんのホッとしたような表情が、暗闇の中スマホの明かりに照らされた。


今の時刻は、22時35分。