この声で、キミに「好き」と伝えたい。

数日後。

あたしは自分の部屋で、大きなバッグに荷物を詰めていた。


常にクラシックが流れ、ママにレッスンを受ける美歌の歌声を聞くだけで辛くて仕方がなかった。

今のあたしには、この家は息苦しい。


そう豹くんに相談したところ…。


「じゃあ、家出しちゃえば?」


なんて冗談を言われた。


だけど豹くんは、冗談ではなかったらしい。


ホームは豹くんを含め、何人かのメンバーが寝泊まりしている。