この声で、キミに「好き」と伝えたい。

今度は、左肩から甲高い声がする。

見ると、思った通りアヤミちゃんだ。


あたしには、こんなにたくさんの家族がいてくれる。

声が出なくなった役立たずのあたしを迎え入れてくれる。


「ほらね、千歌。なにも怖がることなんてなかっただろ?」


頭の上にポンと手が置かれる。

見上げると、白い歯を見せて笑う豹くんだった。


うんっ。

豹くんの言う通り。