この声で、キミに「好き」と伝えたい。

“焦らずゆっくり”…。


…あたしには時間がなくて。

今回のコンクールがダメだった分、他のコンクールで結果を出し続けなければならなかった。


だけど、声が戻る兆しはない。

早く声を戻さなければ、大学の推薦だってどうなるかわからない。


だから、あたしはのんびりしている場合じゃなかった。

一刻も早く、声を戻さないと…!!


そう思っていたけれど……。