この声で、キミに「好き」と伝えたい。

…しかし。


「千歌さんっ!おかえりっす!!」

「コンクール、お疲れさまでした〜!」

「久々に帰ってきたんですから、思いっきり楽しんでください!」


ポカンと拍子抜けするくらい、あたしが思い描いていた光景と違った。


みんなは責めたり落胆するどころか、まるであたしが優勝したかのような手厚い扱いだ。


「千歌さん、これっ!さっきそこで摘んできたんす!コンクールお疲れさまの花束っす!」