この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「でも…」と言おうとする口の動きも読み取り、あたしの唇にそっと指を当てた。


まるで、「もうなにもしゃべらなくていい」と伝えるかのように、豹くんが優しく微笑む。


そして、豹くんに手を引かれたまま、ホームへのドアを開けた…。


きっと飛んでくるのは、落胆した声に違いない。

だって、声が出なくなってから、嫌と言うほどに聞いてきたから。


ギュッと目をつむり、身構える。