この声で、キミに「好き」と伝えたい。

その地下への階段を下りる途中で足を止めたあたしに、豹くんが不思議そうに振り返る。


「…千歌、どうした?」


この先には、いつもお腹が痛くなるくらい笑わせてくれる覇國のみんなが集まるホームがある。

今日もたくさん集まっているはず。


…だから、足が止まってしまった。

いや、すくんでしまった。


これからは、コンクールのためにレッスンが忙しくなるから、ホームへはしばらくこれないと言ったとき…。