この声で、キミに「好き」と伝えたい。

こんなに一瞬にして、周りから手のひら返されるとは思っていなくて…。

声が出ないことよりも、そっちの方が信じられなかった。


あたしって、歌が歌えなければ価値のない存在なんだ……。


いやでも、そう思わざるを得なかった。



あたしには味方なんていない。


声が出なくなって1ヶ月、十分それがわかった。


あたしだって、生き甲斐だった歌を失って辛いのに…。