この声で、キミに「好き」と伝えたい。

もう一度、鏡の前に座り、軽くメイク直しをする。


そして、持ってきていたハーブティーの入った水筒に口をつけた。

その瞬間……。


「……っ………!!」


あたしは、口に含んだハーブティーを思わず吐き出してしまった。


慌ててハンカチで口元を拭う。


周りの出場者は、まるで汚いものを見るような目であたしに視線を落とす。


いつも飲んでいるはずのハーブティー。