この声で、キミに「好き」と伝えたい。

だけどまずは、気持ちを落ち着かせること。


…大丈夫。

あたしならできる。


そう自分に言い聞かせる。



そして、ついにコンクールが始まった。

エントリーナンバー1番の生徒から、ステージで歌声を披露する。


あたしの順番は最後の方だから、しばらくは中庭で過ごしていた。

控え室の空気は重苦しいから、あまりあの場にいたくない。


だけど順番が近づき、仕方なく控室に戻ることとなった。