この声で、キミに「好き」と伝えたい。

…ここにいちゃダメだ。

外の空気をっ……。


あたしは、逃げるように控え室から出て行った。



中庭に出て、深呼吸をする。

胸に手をやると、ものすごい速さの鼓動が伝わってきた。


……緊張?

…いや、そうじゃない。


冷や汗もかいていて、寒くもないのに手が小刻みに震えている。


こんな状況……初めてだ。


…いつもと違う。


それは、嫌でもわかってしまった。