この声で、キミに「好き」と伝えたい。

これはいつものことだけど、なぜだか今日はより重たく感じた。


そして、美歌に突きつけられた言葉…。


あの言葉たちが、頭から離れない。

忘れるべきなのだろうけど、録音したかのように何度も何度も頭の中で再生される。



コンクールの会場へ着き、控え室へ案内されても、朝から抱える胸のざわつきは治らない。


鏡の前でメイクをし、髪を整える。

ふと鏡に目をやると、他の出場者の顔が映った。