この声で、キミに「好き」と伝えたい。

…またママは勝手に、美歌のレールを敷こうとする。


「今日の夕飯は、優勝のお祝いをしなくちゃね。千歌、なにが食べたいか考えておいてっ」


ママも、あたしに対する厳しいレッスンに今日で一区切りつけるからか、いつもよりも気持ちに余裕があるように見える。


朝ごはんもまだだというのに、話はあたしが優勝するを前提での夜ごはんについてだ。


優勝は当たり前という、ママからのプレッシャー。