この声で、キミに「好き」と伝えたい。

胸ぐらを掴まれ、前後に揺さぶられる。


「お姉ちゃんが優勝したんだから、美歌だって優勝して当たり前。同じコンクールに出場すれば、お姉ちゃんが1番で…美歌が2番」


…確かにそうだ。

姉妹でワンツーフィニッシュできて、あたしはすごく嬉しかったけど……。


…いつも優勝するのはあたしで、その次が美歌。


美歌の言う通り、あたしさえいなければ、優勝するのは美歌のはずだ。