この声で、キミに「好き」と伝えたい。

緩んだ口元とは反対に、まるで憎しみのこもったような鋭い視線があたしを捉えた。


「美歌の夢…?…お姉ちゃんは知ってるの?」

「…当たり前だよっ。だって、小さいときからママみたいな歌手にってー…」

「くっだらないっ!いつの話してるんだかっ」


美歌とは思えないような言葉の数々に、あたしは戸惑って言葉に詰まってしまった。


「美歌の夢は、ずいぶん前に変わってるのっ」