この声で、キミに「好き」と伝えたい。

寝る間も惜しんで、レッスンの日々。

防音のこの部屋では、夜中でも外に音が漏れることはない。


コンクールまで、あと2日。

歌とだけ向き合う毎日の中で、いつの間にか覇國のみんなのことを考える余裕なんてなくなっていた。


“だけど、優勝するかしないかじゃなくて、千歌が千歌らしく気持ちよく歌ってくれるかどうかじゃないかな”


豹くんが言ってくれた言葉すらも…。