この声で、キミに「好き」と伝えたい。

レッスンで鍛えてはいるから、多少の高音を出し続けていたとしても、そうそう枯れはしない。

だけど、喉にあまりよくないのは確か。


「…豹くん!もう少しゆっくり走れない…!?」

「千歌乗せてるから、これでも安全運転してる方…!それに、これ以上遅くしたら間に合わないよっ?」


豹くんにそう言われて、ハッとする。


…そうだ。

もともとは、ママのレッスンに間に合わせるために豹くんのバイクに乗せてもらってるんだった。