この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「ここで考えてるだけ時間の無駄だな。とにかく乗って、千歌!」


豹くんに手を差し伸べられ、あたしは自然とその手を握っていた。


それはまるで、王子様にダンスに誘われたかのようなシチュエーションだ。


だけど、実際はそんなロマンチックなものではなく……。


「…キッ…キャーーーーーーー!!!!」


あたしは豹くんの後ろで、絶叫マシンに乗ったときのような悲鳴を上げていた。