この声で、キミに「好き」と伝えたい。

指紋ひとつついていないんじゃないかと思うくらい、ピカピカに磨き上げられたバイクは、太陽の光が反射して眩しいくらい。


見惚れるあたしに、豹くんがなにかを手渡した。

なにかもわからないまま、とっさに受け取る。


それは、ヘルメット。


「バイクで走れば、なんとかならない…!?」


ヘルメットを被る豹くんに言われ、腕時計に目をやる。


徒歩や走ったくらいでは間に合わないけど、バイクならもしかしたら…。