この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「どうやら、素直に教えてくれる気はないみたいだね」


豹くんは眉を下げて少し残念そうな顔を浮かべると、3人の方に向き直った。


「キミたちが千歌に、なにをしようとしてたかはわからないけど…」


豹くんの広げた手のひらから、無惨なまでに粉々になったタバコが地面に落ちる。


「千歌を傷つけようとした。…そういうことで間違いないかな?」


その場の空気が、一瞬にして変わったのがわかった。