この声で、キミに「好き」と伝えたい。

豹くんは、いとも容易く3人の腕を振り払うと、へたり込むあたしに包み込むように寄り添ってくれた。


「…千歌。ケガはない?」

「う…うん。でも、どうして豹くんがここに……」

「そんなことは、あとでいいよ。それよりも…」


豹くんはそう呟くと、ゆっくりと立ち上がった。


「もしかして、千歌になにかしようとした?怒らないから、素直に教えてくれると助かるんだけど」