この声で、キミに「好き」と伝えたい。

今までに感じたことのない威圧感に、体が強張る。

だけど、あたしの返事は……。


「それは…できません」


首を横に振って抵抗した。


ママも先生も、これまでにあたしに時間を割いてレッスンしてくれた。

あたしもそれに応えようと必死に練習した。


その努力をなかったことにはしたくない。


あたしの実力がどれほどのものか、大きな舞台で試してみたい。


それに…。