この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「あんたも吸ってみなよ?」


タバコを近づけられ、あたしは顔を背けた。


…息苦しいっ。

ここから離れないと……!


タバコに酔いしれる先輩の隙をついて、なんとか逃げ出すことができた。


日々の歌の練習のプレッシャーや、歌がうまいが故に期待される重圧に耐えきれず、それがストレスになるのはわかる。


…だけどタバコに逃げたら、これまでの努力がすべてが無駄になる。