この声で、キミに「好き」と伝えたい。

だけどさっきの出来事で、小林先輩はみんなの前であたしと比べられたことで、あたしを憎しみのこもったような目で見るようになった。


夏期講習が始まった頃は、あたしに敵意剥き出しの生徒と、あたしの歌のコツを盗もうとやけに親しくしてくる生徒に分かれていた。


しかし今や、全員があたしを敵と見なしている。


『雨宮千歌だけは、絶対に優勝させたくない』


そんな雰囲気が漂っていた。