この声で、キミに「好き」と伝えたい。

コンクールまで、残り3日。

今日の夏期講習は、1人ずつ課題曲を先生の前で歌っていく。


同じ曲を歌うとなると、やはりうまいかそうでないかがわかりやすく、それによって先生の顔つきも違う。


「さすが雨宮さん!あなたの歌は、いつ聴いても伸びがあって安定しているわね!」


あたしが歌い終わると、先生が褒めてくれた。

と同時に、ほかの生徒からの嫉妬の視線が背中に突き刺さる。