この声で、キミに「好き」と伝えたい。

ローファーを下駄箱で脱ぎ、上靴に履き替える。


「……ぃたっ…!」


足を通した上靴から、慌てて足を抜く。

上靴を履いた瞬間、つま先に痛みが走ったからだ。


なんだろうと思い上靴を傾けると、中から転がってきたのは金色に光る小さななにか…。


それは、画鋲だった。

画鋲の先には、あたしの赤い血が付いている。


上靴に通した右足に手を触れると、指に血が滲んだ。