この声で、キミに「好き」と伝えたい。

言葉に出さなくとも、ママの熱意がそれを物語っていた。


食事をしているときだって、話す内容はコンクールの課題曲について。


美歌もいっしょに食事をしていても、まるで美歌が見えていないかのように、あたしにしか目を向けないママ。


美歌は、この間コンクールが終わったところで、もちろん優勝という結果を残している。


美歌の手が空いた分、余計にママはあたしに力を入れるのだった。