この声で、キミに「好き」と伝えたい。

今度は、そばにいる豹くんのために、あたしらしく歌ってみる。


「見ててね。気持ちよく歌ってみせるから」

「うん。楽しみにしてる」


あたしは豹くんに微笑んだ。


覇國のみんなの『優勝するためにがんばって!』という思いも嬉しい。


なぜなら、そんな素直な応援は……今までにされたことがないから。


周りは、口では『応援してる』『いっしょにがんばろう』なんて言うけれど、本当はミスすることを期待している。