この声で、キミに「好き」と伝えたい。

あたしは、この言葉を励みにがんばった。


だけど、コンクールで優勝してママとの約束を果たしたときには、すでに豹くんはいなくなっていた…。


だから、どうしてもそのときの記憶とだぶってしまう。


このコンクールが終わったあと、また豹くんがいなくなってしまうんじゃないか。


…そんなはずないってわかってる。


わかってるけど、少しの不安があたしの中で渦巻いていた。