この声で、キミに「好き」と伝えたい。

今まで、あたしが通ってきた学校には決していなく、これからも関わりを持つことがなかったであろう、見た目が派手な人たちばかり。

だけど、話す内容はどれもおもしろくて、自然とあたしもお腹を抱えて笑っていた。


歌や音楽の話しかしたことがなかったあたしにとって、ゲームやマンガのことなど、そんな些細な話がとても新鮮に感じた。


だから、一瞬でも音楽を忘れられるこの空間が、あたしには羽を伸ばせる場所でもあった。