無事、引退式も終えると 陸斗は受験勉強の追い込みに入っていた 輝真とテツ以外は皆、進学するみたいだ 「お疲れ様。夜食、ここに置いとくね」 鮭おにぎりとお茶をテーブルに置く 「サンキュ。彩夢、もう遅いし先に寝てろ」 「うん、そうする。無理しないでね」 試験までの2週間、陸斗は夜遅くまで勉強していた