パンッ 左頬に痛みが走る 「君は僕の質問に答えるだけでいい。君を生かすも殺すも僕が決めるんだからさ…生きる為に どうすればいいか…わかるよね?彩夢」 ゴクッと息を飲んだ 穏やかに話しているけれど、彼の眼が狂人じみている 先程から本能が危険だと知らせていた どうにかして逃げなければ、本当に殺される どうしたら………そうだ、警報機 上着のポケットに入れていた事を思い出した