教室の電気を消し昇降口へと向かう 「暗いから送って行くよ」 「ありがとう、でも大丈夫だよ。迎えに来てくれるんだ」 靴を履き替えながら そう答えた 「あ………そうなんだ」 外に出ると冷たい風が髪の毛を拐う 「だいぶ冷えてきたね。如月さん、寒くない?」 「うん、平気」 校門の所には陸斗のバイクが停まっているのがわかった