誰もいなくなったのを確認して、蹲っている人に近づいた 「あの、大丈夫ですか?」 地面に投げ出されていた教科書を拾って、スクールバッグへ入れる 「……あ、ありがとう」 そう言いながら顔を上げた人は同じクラスの男子だった