激おこ転生幼女のモフモフ無双!

 フレンドラさんはスカーレットの横槍にヤレヤレと肩をそびやかし、私にペコリとひとつ頭を下げると、「行きますよ」とばかりに、スカーレットの前足を引っ張った。
 私が「これでスカーレットとも束の間のお別れか」と思いかけたその時、スカーレットがフレンドラさんの前足をペイッと払って、私を抱き締める前足に力を篭めた。
《いやよ。あたし、帰らない。フローラとここにいる》
《スカーレット! 君って竜は、舌の根も乾かぬうちに! さっき『もう勝手はしない』と言ったのは嘘だったのかい?》
《嘘じゃないわ。だって、あなたと一緒なら、全然勝手なんかじゃない》
 え?
《さっき、フローラから聞いたわ。モッツァー皇国がユーンデル王国に乗り込んでくるのはもう、時間の問題よ。あたしはフローラの友として、そしてなにより竜界の王として、この事態を見過ごせない。フローラとユーンデル王国を守るのは、あたしよ。いい、フレンドラ? あたしはここに留まる、これは決定事項よ》