「スカーレット、もう泣き止みなよ。チョコレートファウンテンはさ、うちでやろう? パパに、頼んであげる」
《チョコレートファウンテン……? それって、あのチョコレートの噴水のこと!? フローラのおうちに、チョコレートの噴水があるの!?》
「ううん。今はまだないけど、パパに買ってもらえばいいよ。とにかく、任せといて!」
パパは私に甘い。強請れば、パパは喜んで一番大きなチョコレートファウンテンのセットを買ってくれる。
……だから、我が家にいらっしゃい! そして私に、心ゆくまでそのモフモフを堪能させて――!! 紛うことなき私の本音はこれだった。
《いくー! あたし、フローラのおうちでチョコのマシュマロ食べる! そうと決まれば、おうちにしゅっぱーつ!》
スカーレットは泣きっ面から一転、ニコニコで私の脇腹をもしょっと掴むと、自分の背中にぽふんと乗せつけた。
わ、わっ、わぁあぁあああっっ~! ふかふかの乗り心地に、心は宇宙までひとっ飛びだ。
《フローラのおうち、どこ!?》
「……ん? あぁ、ここよ」
《え?》
《チョコレートファウンテン……? それって、あのチョコレートの噴水のこと!? フローラのおうちに、チョコレートの噴水があるの!?》
「ううん。今はまだないけど、パパに買ってもらえばいいよ。とにかく、任せといて!」
パパは私に甘い。強請れば、パパは喜んで一番大きなチョコレートファウンテンのセットを買ってくれる。
……だから、我が家にいらっしゃい! そして私に、心ゆくまでそのモフモフを堪能させて――!! 紛うことなき私の本音はこれだった。
《いくー! あたし、フローラのおうちでチョコのマシュマロ食べる! そうと決まれば、おうちにしゅっぱーつ!》
スカーレットは泣きっ面から一転、ニコニコで私の脇腹をもしょっと掴むと、自分の背中にぽふんと乗せつけた。
わ、わっ、わぁあぁあああっっ~! ふかふかの乗り心地に、心は宇宙までひとっ飛びだ。
《フローラのおうち、どこ!?》
「……ん? あぁ、ここよ」
《え?》



