「……ねぇスカーレット、ちなみにその後ってどうしたの?」
私は目玉が落っこちる前にスッと瞼を閉じると、静かにスカーレットに問いかけた。
《グスンッ。食べる直前で落っことしちゃったのが悲しくて、考えるより先に火を吹いて周囲を丸焼けにしちゃったから、知らない。……そういえば、ちょっと離れたところにこんがりした人間っぽいのが転がってたかも。別にそんなの、どうでもいいけど。チョコレートのマシュマロ……グスン》
号泣するスカーレットを、ぽふぽふと撫でて慰めながら、彼女らはやはり「地上最強に凶悪な生物」であると、脳内メモに赤字で記した。
……う~ん、それにしてもこのベビーピンクのモフモフのなんという気持ちよさ。手のひらに感じる、もふんっと沈み込む極上の毛並みの感触に、脳髄までぐずぐずに沈み込んでしまいそうだ。
だけど手のひらだけじゃなく、このベビーピンクのモフモフに、全身でむぎゅっと抱きついたなら、果たしてどれほどの夢心地になれるのか――!?
想像すれば、期待と興奮に全身がカッカと火照った。
私は目玉が落っこちる前にスッと瞼を閉じると、静かにスカーレットに問いかけた。
《グスンッ。食べる直前で落っことしちゃったのが悲しくて、考えるより先に火を吹いて周囲を丸焼けにしちゃったから、知らない。……そういえば、ちょっと離れたところにこんがりした人間っぽいのが転がってたかも。別にそんなの、どうでもいいけど。チョコレートのマシュマロ……グスン》
号泣するスカーレットを、ぽふぽふと撫でて慰めながら、彼女らはやはり「地上最強に凶悪な生物」であると、脳内メモに赤字で記した。
……う~ん、それにしてもこのベビーピンクのモフモフのなんという気持ちよさ。手のひらに感じる、もふんっと沈み込む極上の毛並みの感触に、脳髄までぐずぐずに沈み込んでしまいそうだ。
だけど手のひらだけじゃなく、このベビーピンクのモフモフに、全身でむぎゅっと抱きついたなら、果たしてどれほどの夢心地になれるのか――!?
想像すれば、期待と興奮に全身がカッカと火照った。



