激おこ転生幼女のモフモフ無双!

「そうか。我が子が誕生した際はぜひ、その子も一緒に連れてきてくれ。きっと君の言うように、赤ん坊同士気が合うだろうからな」
 王様はギョッとした様子で目を真ん丸にしていたけれど、取り繕うように小さな咳ばらいをひとつして、柔和な笑顔で告げた。
「うんっ! 楽しみ~っ!」
「……そうだな。なんとも楽しみな未来だ」
 王様は目を細くして、ゆっくりと空をあおぐ。その表情は、どこまでも穏やかだ。
 お妃様の待望の懐妊という話題によって、場はすっかり優しい空気で満たされていた。
「それからドラゴン殿、あなたにも改めてお礼を申しあげる。もちろん、此度のもてなしであなたの労に全て報いられるとは到底思っていないがな。なにか要望があれば、なんなりと聞き入れよう」
「きゅあっ(え!? だったらゴ○ィバ! ねぇフローラ、馬車を追加でたんまりゴ○ィバをちょうだいって言って!?)」
 私たちの会話に飽きてフレンドラさんとじゃれていたスカーレットが聞き付けて、キラキラのお目目で訴えてくるが、今はわりかし感動的なシーンだ。