激おこ転生幼女のモフモフ無双!

「きゅーぁ(そこな若造、いつまでもフローラのおててを握ってないで、早く「とびきりのもてなし」ってのをなさいな)」
「フローラ、ドラゴン殿はなんと言っているのだ? なにか、望みを申しているのではないか?」
「ん。さっさともてなせって言ってるよ」
 乞われれば、通訳する。
「はははっ! それは失礼した。奥にとびきりの饗宴を用意させている。ゴ○ィバはもとより、ドラゴン殿はスイーツ全般がお好きと聞いたゆえ、国内外の有名パティシェが腕によりをかけたスイーツを選りすぐった。もちろん土産用にも十台分の馬車を手配し、大量に積み込んであるから、領に帰ってからも存分に楽しんでもらえるはずだ」
「きゅぁああ(まぁ~、あんたは名君だわ! ユーンデル王国は今後ますます豊かに子孫繁栄していくこと間違いなしね!)」
「ユーンデル王国は子孫繁栄間違いなしだってさ」
 乞われる前に通訳すれば――。
 え!? 告げた瞬間、王様がクシャリと顔を歪めた。その顔は、今にも泣きだしそうですらあった。
「ど、どうしたの王様!? どっか苦しいの!?」