激おこ転生幼女のモフモフ無双!

「竜たちはお友だちよ。そこにあるのは双方向の友情だけ。竜との関係に上も下もないし、ましてや使役なんてとんでもないわ」
「ほぅ、そうだったか。どうやら私の認識に齟齬があったようだ、すまなかったな」
 意外や意外。もしかしたら不機嫌になっちゃうかな?と危ぶんだけれど、王様は私の発言を受け、滑らかに謝罪の言葉を口にする。
 さらに、スッと腰を屈めると私と目線の高さを同じにした。
「フローラよ、改めて我が国を侵略の脅威から再び救ってくれたこと、感謝する。ありがとう」
 淡々と告げられる感謝の言葉と、先ほどよりもグッと打ち解けた王様の態度に驚き、私は言葉を失くした。さらに距離が近くなったことで、王様の艶やかな金の頭髪に存外多く白い物が混じっていることに気づく。
 招待状を受け取った時も、前回顔を合わせた時も、偉そうでいけ好かない、感じの悪い王様だと思った。だけど今、私は王様の白髪を数えながら思いを改めていた。
 それから、これは私の持論だが「ごめんなさい」と「ありがとう」がちゃんと言える人に悪い人はいない。