激おこ転生幼女のモフモフ無双!

 うわぁ~、相変わらず偉そう……いや、実際に偉いのか! 内心で悪態をこぼしかけ、途中ではたと思い至った。
「陛下、フレデリック・アルデギス騎士団長とモーリダ領主令嬢フローラ様、その友竜スカーレット様とフレンドラ様がまいられました」
「通せ」
 侍従の声を受けた王様は、鷹揚に頷きながらこちらへと目線を向けた。
 私と視線が合うと王様はふわりと笑み、スックと立ち上がって私のもとに歩み寄る。
「久しいなフローラ」
「はい、お久しぶりです」
「竜を使役し、モッツァー皇国、ドリアナ帝国の両皇帝を火炙りにして『エスメラーダ半島の良識』との呼び声高きダブダーン国王に白旗をあげさせてしまうとは、やはり君はとんでもないな」
「私がとんでもないかどうかは、自分ではよくわからないわ。だけど王様、あなたは確実にひとつ間違ってる」
「おいフローラ?」
 私の挑発的な物言いにフレディはたじろいだ声をあげたけれど、王様は好奇の滲んだ目で私を見つめていた。
「それで? 君は一体、僕が何を間違えているというのかな?」