激おこ転生幼女のモフモフ無双!

「馬鹿な……! 尊き神獣ドラゴンが、自主的に人間に協力しようなどと、そんなことがあるわけがない!」
 私の発言に国王様は声を荒らげるが、これが紛れもない事実なのだ。
 さて、どうやって納得してもらったものかと思案していれば――。
 ――もふっ。――もふっ。
 ん?
「きゅっ(あたしがフローラといたいから、一緒にいるのよ)」
「ギュァ(スカーレットの望む場所。それが、ひいては私の居場所)」
 まさか、右後ろからベビーピンクの前足が、左後ろからペールブルーの前足が、モフモフッと私の肩に回り、すかさず援護をしてくれる――!!
 っ! ピンク、ブルー……ダブルのモフモフに、僅かにでも気を抜けば、心が即刻宇宙に向けて飛び立ちそうだ。
「ありがとうスカーレット! フレンドラさん!」
「きゅぁ(ありがとうもなにも、これが事実だもの~)」
「ギュァ(妻に同じです)」
 きゃぴきゃぴとじゃれ合う私と竜たちの様子を、放心状態の国王様が目を皿のようにして見つめていた。