激おこ転生幼女のモフモフ無双!

「ねぇスカーレット。ダブダーン王国軍の総指揮官はどこにいるかわかる?」
《たぶんここにはいないわよ》
「え!? だったらどこにいるの!?」
《うーん。それじゃあ、もっと上空から探してみる?》
「お願い!」
 私はスカーレットにお願いして高度をグンッと上げると、戦場と化したカロラダ領の広い牧草地帯の周辺に、ぐるりと視線を巡らせた。すると、ダブダーン王国側の丘上に天幕が張られているのに気づく。
 あそこだ! あの場所なら、牧草地が一望できて、しかも、直接戦火は届かない。だけど、早馬をやればすぐ、戦況に応じた指示伝達が可能だ!
《あれだわね!》
「うん……!」
 あそこに、ダブダーン王国軍の指揮官がいる――! いくら一般兵を叩いても、指揮官を押さえて直接攻撃中止を指示させないことには、ダブダーン王国兵は止まらない。
 ならば、今するべきことは――。
「フローラ!! 君がこうも聞きわけがないとは思わなかった! この上はもう、君をピンクのドラゴン殿とふたりで自由にさせておくわけにはいかない! 来るんだ!」