激おこ転生幼女のモフモフ無双!

 フレディは私の頭をポンッと撫でると、スカーレットに並走するように飛行するフレンドラさんの背に、身軽に飛び移る。そのままふたりは、緊迫する戦場へと戻っていった。
 小さくなる彼の背中を見つめながら、私の胸には色んな感情が忙しなく入り乱れていた。
 ……私は、どうしたらいい? フレディの真摯な説得を受け、心に葛藤が生じていた。
 迷いを抱えたまま、少し離れた戦場を見下ろす。
 飛竜騎士団は、上空から弓矢を仕掛けて必死の応戦を展開するが、大国ダブダーン王国軍は数的に彼らを圧倒していた。いかに上空からの攻撃が優位でも、万の単位で攻撃をしかけられれば、飛竜騎士団とてひとたまりもなかった。
 しかも、ダブダーン王国軍の兵士らの捨て身の戦い方は、常軌を逸していた。彼らは防御の一切を放棄して、一心不乱に上空の飛竜騎士を狙う。ひとりが飛竜騎士の放った矢に倒れようとも、隣の兵士が同じ飛竜騎士を狙って次の矢を射る。
 ……このままじゃ、駄目だ。こんな戦い方を続けては、悪戯に兵士の血が流れるばかり――!