そうこうしている内に、ふわりと腕を緩めたフレディが、周囲を警戒しながらゆっくりと身を起こす。
私も、今度はしっかりと周囲に気を配りながら、体を起こした。戦闘の騒めきは、少し遠くに聞こえた。
フレディは周囲の安全を確認すると、私に向き直り、言い含めるようにゆっくりと口を開いた。
「いいか、フローラ。俺は君の能力を買っているし、飛竜騎士団の結成にあたり、竜たちとの繋ぎ役を頼んだ。だが、この場で戦闘の指揮を担うのは君じゃない。飛竜騎士団長たる俺の仕事だ。わかるな?」
フレディの緑の瞳が真っ直ぐに私を見つめて告げたのは、反論の隙もない正論だった。だけどその言葉には、私の身を案じる彼の思いが痛いくらいに滲んでいる。
私のことを思って、私のために怒ってくれるフレディ……。そんな彼を前に、私は返す言葉もなく俯いた。
「よし! 俺は指揮に戻るが、君は夫人らが避難した鍾乳洞に向かうんだ!」
俯く動作を、フレディは了承と判断したようだった。
私も、今度はしっかりと周囲に気を配りながら、体を起こした。戦闘の騒めきは、少し遠くに聞こえた。
フレディは周囲の安全を確認すると、私に向き直り、言い含めるようにゆっくりと口を開いた。
「いいか、フローラ。俺は君の能力を買っているし、飛竜騎士団の結成にあたり、竜たちとの繋ぎ役を頼んだ。だが、この場で戦闘の指揮を担うのは君じゃない。飛竜騎士団長たる俺の仕事だ。わかるな?」
フレディの緑の瞳が真っ直ぐに私を見つめて告げたのは、反論の隙もない正論だった。だけどその言葉には、私の身を案じる彼の思いが痛いくらいに滲んでいる。
私のことを思って、私のために怒ってくれるフレディ……。そんな彼を前に、私は返す言葉もなく俯いた。
「よし! 俺は指揮に戻るが、君は夫人らが避難した鍾乳洞に向かうんだ!」
俯く動作を、フレディは了承と判断したようだった。



