激おこ転生幼女のモフモフ無双!

 カロラダ領上空に辿り着いた時、飛竜騎士団は既にダブダーン王国軍と交戦の真っただ中だった。
 ……なにこれ!? ひと目見て、両国の規模の差に言葉を失くす。
 ダブダーン王国軍は私の想定を遥かに越える兵士を従え、ユーンデル王国の飛竜騎士と騎馬部隊を数で圧倒していた。
 これって、ざっと十倍以上はいるんじゃ……!
 フレディは飛竜騎士団を率い、効率的な攻撃作戦を展開している。とはいえ、これだけの兵数を前にして苦戦しているのは間違いなかった。
「フローラ!? なぜ来たんだ!! っ、すぐに鍾乳洞に引き返すんだ!」
 そのフレディが私の姿を認めるや、これまで見たこともない険しい表情で声を荒らげた。
「フ、フレディ」
 厳しい眼差しに委縮して、無意識に体が縮こまる。意識は全部フレディに向いて、ここまでの道中では怠ることのなかった周囲への警戒は、すっかり散漫になった。
 だから、地上から放たれた弓矢にも、即座に反応が出来なかった。
 ――シュンッ!
「フローラ!!」